痛い擦り傷 早くキレイに治すコツ

痛い擦り傷 早くキレイに治すコツ

日常生活の怪我で最も多い擦り傷。

そんなにひどい傷ではないけど痛いし、痕になりやすいですよね。

そんな擦り傷の正しい応急処置注意点についてお話します。

怪我をしたら

●洗浄
怪我をした直後にもっとも重要なことは流水で洗い流すことです。
手術などでもそうですが、現在、傷の手当として一番重要なのは、物理的に汚れを取り除くことと言われています。
体の中に異物(砂やゴミ)が残ってしまうと、傷がきれいに治らないだけでなく、重症な感染症に至ってしまう原因となります。

ちなみに消毒は不要どころか、やってはいけないことです。
人間の皮膚にはたくさんの菌がいて、どれだけきれいに洗い、消毒をしても、ゼロにすることは不可能です。たとえ消毒したとしても1時間ともたず、元通り菌だらけになってしまいます。
それだけでなく、消毒をしてしまうと、傷によって露出した細胞を傷つけ、傷の治りを悪くしてしまいます。

●止血
基本的には圧迫を行えば必ず止めることができます
血液には血管の外に出ると固まる作用があります。そのため、圧迫していれば、大動脈が切れているような状況でない限り、出血を止めることができます。
もし止まらなかったとしても30分根気強く抑えていれば、ほとんどの方で止血を得ることができます。

●保護
キレイに洗い、止血することができたら保護をする必要があります。
なぜならば、傷は治るときに、体から出てくる傷を治す液体に浸る必要があるからです。
次の項目の被覆材を参考にして、用途に合わせて選択してみてください。

被覆材

市販で手に入るものの中で使い分けを書きます。

止血が得られ、キレイに洗浄できた場合
 ➡ハイドロコロイド

有名な商品としては傷パワーパッドがあります。
傷を治すための体液を程よく保ち、キレイに早く治す手助けをしてくれます。

●キレイに洗浄できたが、出血や浸出液が続く場合
 ➡アルギン酸塩(アルギネート)

海藻から抽出された成分で、止血を手助けする働きがあります。
また、水分もよく吸収してくれるため、余分な体液が多く染みてくるような場合も適しています。

●キレイに洗浄できなかった場合
感染の恐れがあるため密閉するような被覆材は好ましくありません。
開放にしたまま、ガーゼなどで覆い、こまめに洗浄をしてください。
困るようなら早めに医療機関を受診してください。

処置をした後、治るまでの注意点

被覆材で覆っても長時間張りっぱなしにせず、1~3日に1回は剥がして傷を確認してください。
また、傷を確認した際に流水でキレイに洗い流してください。

傷口から液体が染みず、乾いた状態になったら被覆材は不要です。
入浴やプールもその状態になれば問題ありません。

傷が治っている途中で日焼けをしてしまうと、傷口だけ日焼けせずに目立つようになってしまいます。傷は日焼けしないように注意しましょう

こんな時は病院へ

細かい砂やゴミが傷口に入って取れないとき
よく洗い汚れを取り除く必要があります。場合によってはブラシでこすることも必要になるため、病院に行って処置を受けるほうが良いです。

血液を固まりにくくする薬を飲んでいて、血が止まらないとき
脳梗塞や心筋梗塞をしたことのある方はこのような薬を飲んでいるかもしれません。また、血液の病気などでも血が止まりにくくなります。通常の方と違い注意が必要です。

顔などの目につきやすい場所のとき
汚れを取り除いたり、適切な被覆材を選んだりすることが非常に重要になります。処置の際にうまくいかず、痕になってしまった場合は形成外科を受診しましょう。

傷のまわりが赤く腫れ、熱を帯びてきたとき
これらは感染を引き起こしてしまったことを示しています。抗生物質などの治療や、汚れを取り除く処置などが必要になります。

最後に

身近な擦り傷ですが、適切な処置を行えば、早くキレイに治すことができます。

怪我に備えて、常備している絆創膏も被覆材にしてみるのを検討してください。

痛みについては痛み止めを使って全く問題ありませんが、おかしいなと感じたら医療機関にかかりましょう。
痛み止めについてはhttps://surgeon-s.com/painkiller/

お大事に。